こんにちは先導者です٩( ᐛ )و
今回のテーマは、『サウナ』
サウナはリラックスや健康維持に効果的ですが、実は「ヒートショック」による事故が報告されています。
特に高齢者や持病を持つ方は、サウナ利用時に注意が必要です。
ヒートショックとは何か、その症状や事故の実態、対策について詳しく解説します。安全にサウナを楽しむために、ぜひ最後までお読みください。
サウナで起こるヒートショックとは?

ヒートショックのメカニズム
ヒートショックとは、急激な温度変化によって血圧が大きく変動し、心臓や血管に大きな負担がかかる現象です。
サウナ室の高温環境で血管が拡張し血圧が低下した後、急激に冷たい水風呂に入ると血管が収縮し、血圧が急上昇します。この急激な血圧の変化により、心筋梗塞や脳卒中のリスクが高まるのです。
特にサウナ利用時の「温冷交代浴」は、この急激な血圧変動を引き起こしやすく、心臓や血管に大きなストレスを与えます。また、脱水状態になることで血液が濃縮され、血栓ができやすくなるため、脳卒中や心筋梗塞のリスクがさらに上昇します。
さらに、サウナ内では発汗によって体内の水分と電解質が失われるため、血液の循環が悪化しやすくなります。
これにより、血圧のコントロールが難しくなり、ヒートショックのリスクがさらに高まります。
サウナにおけるヒートショックの症状
ヒートショックの症状は軽度なものから重篤なものまでさまざまです。
- 初期症状
- 立ちくらみ、めまい
- 動悸や息切れ
- 吐き気、冷や汗
- 軽度の意識混濁
- 重度の症状
- 強い動悸や胸の痛み
- 失神や意識消失
- 手足のしびれや脱力感
- けいれん発作
- 最悪のケース
- 心筋梗塞
- 脳卒中(脳梗塞・脳出血)
- 突然死
特に高齢者や高血圧・糖尿病などの持病を持つ人は、サウナによる血圧変動に対する耐性が低く、これらの症状が急速に進行する可能性があります。
また、サウナ中に意識を失った場合、転倒や水風呂での溺水事故につながる危険性もあります。
こうしたリスクを理解し、安全なサウナの入り方を実践することが重要です。
サウナにおけるヒートショック事故の実態

事故の発生状況
近年、サウナ内でのヒートショックによる事故が増加しています。
特に冬場は、浴室と脱衣所の温度差が大きくなるため、ヒートショックが起こりやすくなります。
ヒートショックによる年間の死亡者数
厚生労働省の統計によると、日本では年間1万人以上が入浴中のヒートショックで亡くなっていると推定されています。
特に高齢者に多く、サウナの利用には十分な注意が必要です。
サウナでのヒートショックと入浴時の違い
入浴時とサウナでは、ヒートショックのリスクに違いがあります。
項目 | サウナ | 入浴 |
---|---|---|
温度変化 | 急激(サウナ→水風呂) | 比較的緩やか(湯船→浴室) |
血圧の変動 | 急上昇・急降下 | 徐々に変化 |
リスク | 失神、意識消失の可能性 | お風呂場での転倒・溺水 |
サウナでは温度変化が急激なため、血管や心臓にかかる負担が大きいのが特徴です。
サウナでヒートショックを防ぐための対策

安全にサウナを楽しむためのポイント
- 水分補給をしっかり行う
- サウナに入る前後で水を飲むことで、脱水や血圧変動を防ぐ
- 極端な温冷交代浴を避ける
- 水風呂に入る際は、手足からゆっくり冷やす
- 長時間の利用を避ける
- 10〜15分を目安にし、適度に休憩を挟む
- 高齢者や持病がある人は無理をしない
- 持病がある場合は、医師に相談してから利用する
- サウナ後は急に立ち上がらない
- 立ちくらみを防ぐため、ゆっくり移動する
まとめ:安全にサウナを楽しもう!
サウナは健康効果が高い一方で、ヒートショックのリスクが伴います。
特に高齢者や持病のある方は、温度変化に注意しながら利用することが重要です。
サウナでヒートショックを防ぐポイント
✅ 水分補給をしっかり行う
✅ 温冷交代浴はゆっくり行う
✅ 長時間の利用を避ける
✅ 高齢者や持病がある人は無理をしない
✅ 急に立ち上がらない
安全なサウナ習慣を身につけ、健康的に楽しみましょう!
最後までご覧いただきありがとうございます!
それでは次回のブログで会いましょう!