女優の広末涼子さんが2025年5月2日、自身の公式サイトを通じて、双極性感情障害(双極性障害)および甲状腺機能亢進症と診断されたことを公表し、当面の間、芸能活動を休止することを発表しました!

双極性感情障害とは
双極性感情障害は、気分が高揚する「躁状態」と、気分が落ち込む「うつ状態」を繰り返す精神疾患です。 躁状態では、活動的になり、衝動的な行動や浪費、過度な自信などが見られることがあります。
一方、うつ状態では、気分の落ち込みや興味・関心の喪失、集中力の低下、不安や絶望感などが現れることがあります。
広末涼子さんの診断と経緯
広末さんは2025年4月7日、静岡県掛川市内の新東名高速道路上り線で追突事故を起こし、搬送先の病院で看護師に軽傷を負わせたとして現行犯逮捕されました。
その後、4月16日に処分保留で釈放され、都内の医療機関に入院。 そこで双極性感情障害および甲状腺機能亢進症と診断されました。
現在も治療を継続しており、通院しながら自宅療養を行っているとのことです。
今後の対応と社会的な意義
広末さんの所属事務所は、今回の件について「病気によるものとすることで責任を回避する意図は一切ない」とし、警察の調査に引き続き誠実に対応するとしています。 また、病名の公表については、正確な理解のもと冷静に受け止め、過度な詮索や憶測による報道・投稿を控えるよう呼びかけています。
広末さんの公表は、双極性感情障害に対する社会的な理解を深める契機となる可能性があります。 精神疾患に対する偏見や誤解をなくし、適切な支援と治療が受けられる環境づくりが求められています。
SNSでの一部、公表に対する前向きなツイートもあります!
【日本の芸能人・著名人】
1. 田中康夫(作家・元政治家)
- 自著『禁断のリベラル』の中で、うつ病とともに双極性障害に近い症状を語っています。
2. 丸岡いずみ(元日本テレビキャスター)
- パニック障害と診断されていましたが、その後、躁うつの症状があり双極性障害に近いものとも報告されています。
- 著書『仕事休んでうつ地獄に行ってきた』で詳細を公開。
3. 岸田劉生(画家)
- 歴史上の人物ですが、研究者の間では躁状態とうつ状態を行き来したことが指摘されています。
【海外の芸能人・著名人】
1. キャリー・フィッシャー(女優)
- 『スター・ウォーズ』のレイア姫役。
- 双極性障害の啓発活動にも積極的で、講演や著書多数。
2. マライア・キャリー(歌手)
- 2018年に双極性障害Ⅱ型を公表。
- 長年の沈黙を破ってPeople誌にて告白。
3. デミ・ロヴァート(歌手・女優)
- アルコール・薬物依存治療の過程で双極性障害と診断されたことを告白。
4. カニエ・ウェスト(ラッパー・プロデューサー)
- 自らを「bipolar superstar(双極性のスーパースター)」と称し、音楽の中でも言及。
5. ウィンストン・チャーチル(元イギリス首相)
- 医学的な正式診断はないものの、「ブラックドッグ(うつ)」と呼ぶ症状が双極性障害と一致するとの見解が多い。
6. シルヴィア・プラス(詩人)
- 精神の浮き沈みを多くの作品で表現。
- 晩年に双極性障害の兆候があったとされる。
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